こんにちは~。少し遅くなりましたが、リクエストがあったので分析の投稿をします。
普段なら株式市場、特にNYダウから始めるところですが、ダウは非常に強く推移しており、あえて分析するほどではありません。前回の解説をそのまま引用します。
NYダウ
(チャート省略)
長期の解説は以前から変わりません。上昇トレンドが継続中で、大きめに下落したとしても、その下落を調整と考えた方が良い状況です。
株式市場は長期~中期で上昇トレンドで、このトレンドは何か材料が無い限り崩れそうにありません。株式市場が堅調である以上、外国為替市場もリスクオフ相場にはなりにくいです。リスクオフになったとしても調整のきっかけと考えた方が良い状況です。
(詳細は前回の記事マーケット分析20191212にてご確認ください。)
ユーロオージーとポンドドルの要望があったので、まずは3通貨のドルストレートを見てみます。
EUR/USD
EUR/USD(DAY)
年末なので日足から解説します。
当初の分析ではピンク色で示したようにジグザグのC波で赤いライン(FE100%)を達成に行く可能性を考えていましたが、○で示した部分で弱気なパターンを形成しています。ここから再びFE100%を達成に行く可能性も考えられますが、既にトップをつけた可能性も並行して考えておいた方が良さそうです。
EUR/USD(4H)
4時間足を見るとボトムから上昇中です。この上昇が高値リトライに終わるのか、高値を超える上昇となるのか、現時点では分かりません。どちらも考えておくと良いです。ただ、徐々に勢いを強めてきています。FR61.8%までは上値余地がありそうです。
EUR/USD(1H)
閑散相場明けなのでPivotがどこまで意識されるか分かりませんが、根拠にするものがPivot
しかないのでとりあえずPivotを使います。そろそろR2です。R2で調整するようだとR3まで上値余地がありそうです。
GBP/USD
GBP/USD(Week)
ポンドは週足で解説しないと分かりにくいので週足からです。
少し前まで相場の主役だったポンドですが、上値ターゲットだった赤いライン(直近高値)を達成し、おとなしくなっています。仮に長期でボトムをつける場合でも安値をリトライする動きはあり、そのターゲットはFR61.8%より深くなる場合が多いです。「初動の後の調整は深くなりやすい」とよく解説している通りです。
GBP/USD(DAY)
トップから下落中です。下落の初動が大きいので、調整はジグザグのパターンになる可能性を考えておきます。図に示したようにABCでFR61.8%を達成する動きです。現在A波が進行中、その後はB波で高値をリトライし、最後にC波で下値ターゲットを達成に行くシナリオです。長期足の調整なので時間がかかると思います。
GBP/USD(4H)
4時間足では下落トレンドが進行中です。価格帯的にはそろそろA波が終わってもおかしくありませんが、まだ根拠不足な状態です。買いを検討するのならユーロやオセアニア通貨の方が良さそうです。
GBP/USD(1H)
ユーロドルと比較すると上昇の勢いが弱いことが分かります。やはり買いの検討はしにくく、どちらかというと売りを狙いたい通貨です。
AUD/USD
AUD/USD(DAY)
シナリオは以前から変わっていません。大きく引いたFR61.8%の上を目指すという動きです。着色した部分でいったん弱気なパターンが形成され一時はどうなるかと思いましたが、現在はヒゲ先端を上に抜けてきています。今後も堅調に推移する可能性が高そうです。
AUD/USD(4H)
強く推移しており、反落の兆候はありません。現時点でRSIが90付近まで上昇しています。強いので、ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスを繰り返しながら上昇するという動きになりやすいです。
AUD/USD(1H)
まもなくPivotR1です。素通りする可能性もありますが、調整すると押し目買いでエントリーしやすそうです。
EUR/AUD
EUR/AUD(DAY)
何となく見ると強さが拮抗していてレンジに近い状況です。ただ、以前に解説したように週足レベルで既にトップをつけた可能性を考えると見方が変わってきます。オレンジ色で示したように二つの調整パターンを想定していましたが、すごくトリッキーな動きながらもフラット(下側)で終わった可能性が高そうです。
EUR/AUD(4H)
下落が強めです。戻り売りを狙えそうです。センターラインやブレイクしたトレンドラインはレジスタンスになりやすいので注目です。
EUR/AUD(1H)
1時間足は動きがほとんどなく分析しにくいので省略します。トレンドは下ですが、そろそろ勢いが低下しつつあるように見えます。
今日は以上です。
年末年始は一方向に動きやすい印象はありますが、そのような単純な理由でトレードするのではなく、普段通りに分析して普段通りに資金管理をしましょう。
それでは良いお年を♪