こんにちは~。日本は連休明けの火曜日です。
今週で2月も終わりなので、そろそろ月足の完成形を意識し始めても良いかも知れません。短期トレーダーの方も月に1度は月足を見ておきましょう。
相場の方は荒れ模様です。以前にいくつかのクロス円で下落の兆候があると解説しました(当時はあえてリスクオフの兆候と考えず通貨ペアごとに考えるのが良いと解説しています)が、昨日はクロス円の下落と同時に株式市場も大きく下落しています。ダウを見る限りだと、このまま月末を迎えてしまうと中長期でやや弱気にならざるを得ないようなチャートになっています。ご自身でも確認してみてください。
今日は、大きく下落したクロス円からいくつかピックアップして解説します。その前にとりあえずドル円も解説しておきます。
USD/JPY
USD/JPY(Month)
やや早いですが月足を見てみます。先週の大きな上昇でトレンドラインを上に抜けています。ローソク足の終値でブレイクできるかに注目です。もし下落して終値でブレイクできないとなると、もしかすると下に見えるFR61.8%をトライに行くシナリオを考え始めなければならなくなるかもしれません。とりあえず終値に注目です。
USD/JPY(Week)
週足も未確定ですが載せておきます。現時点で反落の兆候はありませんが、兆候無しに反落することもあります。テクニカルをよく理解しましょう。こちらも終値に注目です。
USD/JPY(DAY)
二日続けて大きな陽線の後は、二日続けてやや大きな陰線になっています。トレンドは上ですが、トップからの下落の勢いが強いです。日足レベルで反落を考えるのは時期尚早ですが、今後ブレイクしたトレンドラインやFR61.8%付近をトライに行く可能性は考えておいた方が良さそうです。
USD/JPY(4H)
大きく動いた直後でボラティリティが大きくなっています。今週は下に窓を開けて始まり、窓埋め後にさらに大きく下落しています。ここから急上昇して高値を更新に行くようなシナリオは考えにくいです。それよりもどこかで再び下に勢いをつけFR61.8%付近をトライに行くシナリオを考えておいた方が良さそうです。
USD/JPY(1H)
現在は大きく下落した後の緩やかに上昇する局面です。やはり、まだ下をトライに行く可能性の方が高そうです。
では注目のクロス円です。まず豪ドル円
AUD/JPY
AUD/JPY(DAY)
昨日の下落でトレンドラインを下に抜けました。これにより、調整が終わって下を目指し始めた可能性が高まっています。現在はブレイク後のリトライ中だと思われます。FR61.8%達成後の調整だったので、次のターゲットは週足の安値、だいたい70.00付近です。
AUD/JPY(4H)
このチャートだとトレンドラインを引いているのでトレンドラインがレジスタンスになっているように見えますが、見方を変えるとダブルトップやトリプルトップが成立しているようにも見えます。ネックラインも引いておくとレジスタンスがより分かりやすくなるので忘れやすい方は引いておくと良いです。
AUD/JPY(1H)
今週に入ってから荒い動きになっています。直近でボトムからの反発が強いので、まだ上をトライに行く可能性を考えたいですが、、、この動きなので短期的な動きは何とも言えません。どこまで戻るかは分かりませんが、戦略は単純に戻り売りが妥当そうです。
同じオセアニアからキウイ円です。
NZD/JPY
NZD/JPY(DAY)
先週も解説した通貨ペアです。中期のシナリオは変わっていませんが、ドル円の大上昇の影響で短期的には少し冷や冷やする展開になりました。豪ドル円が調整をブレイクしているのに対し、NZDはまだ調整の範囲内です。トレードしやすいのはこちらかもしれません。
NZD/JPY(4H)
先週に解説した段階では左側のオレンジで示したような動きを狙っていました。想定していたより戻りが大きかったですが、また下をトライに行っています。ここからトレンドラインを下に抜けると、日足で示したFR61.8%をターゲットに下落する可能性が高そうです。
NZD/JPY(1H)
こちらも今週に入ってからは荒い動きです。直近で急上昇後に急落しています。このような動きは飛び乗らず、図に示したようにフラット型の調整になると仮定した方が良いポジションを持てることが多いです。ここから緩やかな上昇になれば入りやすいです。
今日は以上です。
先週末から現在にかけて円がよく動いています。先週も軽く冒頭で解説しましたが、強い円売りと株式市場の上昇が重ならなかった点はよく覚えておくと良いです。先週末の円売りはリスクオンの円売りではなかったということです。日本のみに着目すると円安&株高というのが一般的な相関でした。これが徐々に変わりつつあるのかもしれません。まだ分かりませんが。
それでは今週も頑張りましょう♪