こんにちは~。水曜日です。
今週末にはアメリカの雇用統計がありますが、今夜はその前哨戦ADP雇用統計があります。
そして明日はBOE政策金利発表(ポンドが動くイベント)があります。
週末にかけて重要イベントが多いです。詳細は経済指標一覧をご覧ください。
長い下落がいったん終わってドル買い方向へ調整中のドルインデックスから見てみます。
ドルインデックス
ドルインデックス(DAY)
青の小トレンドは既に終わっていますが、オレンジやピンクのトレンドに着目すると下落トレンドです。オレンジとピンクの直近の下落に対してフィボナッチリトレースメント(FR)を引いているのと、ボトムからの上昇をジグザグだと想定してフィボナッチエクステンション(FE)を引いています。現在2つのFR38.2%をほぼ達成していて、価格帯的には調整が終わってもおかしくありません。ただ、短期で強い点を考えるともう少し上値余地があると考えておいた方が良さそうです。よって、目先の上値ターゲットをFE100%と考えておきます。
ドルインデックス(WEEK)
ちなみに下落したとして週足レベルの下値ターゲットは近いです。FRBが本当に緩和縮小できそうであれば長期的なドルの下値余地はわずかだと考えるのが妥当です。しかし、FRBが年内の緩和縮小は困難などという姿勢を見せるようなら下に抜けて下値余地が拡大する可能性もあります。緩和縮小できるかどうかの目安となるものの一つが経済指標です。そういう意味では今後の雇用統計は注目されそうです。ちなみにFRBが発言するより前に市場参加者は様々な情報から今後を織り込もうとします。様々な情報の中に雇用統計など経済指標が含まれているということです。
ドルインデックス(4H)
4時間足では直近でゆっくりと上昇中です。トップに包み足ができていますがRSIにダイバージェンスはないので今のところは気にしないでおきます。続伸してFE100%達成後に反落するシナリオを優先しておきます。
ということで、現在のようなやや難しめの相場がもう少し続く可能性が高そうです。再びドル売りの方向感ができれば強い通貨でドルの戻り売りをするという相場に戻る可能性もあります。
USD/JPY
USD/JPY(DAY)
ボトムからジグザグをカウントしたときのC波ターゲットFE100%が赤いラインです。ちょうど達成しています。ただ、まだRSIにダイバージェンスがない点とドルの上値余地がもう少しある点を考えると、すぐに反落するというのも考えにくいです。調整後に高値を更新してRSIにダイバージェンスがついてくると反落の可能性を考えやすくなります。同時にローソク足に反転パターンができればなお分かりやすいです。
USD/JPY(4H)
前回の解説でもエリオット波動をカウントして、そのときは4波入りした可能性を考えていました。しかし動いてみれば調整は短期で終わったので、当初より3波が伸びた可能性を考えます。ここから4波入りして5波の上昇で高値を更新すれば日足でダイバージェンスがつきそうです。そうなると上では売りを検討できそうです。
USD/JPY(1H)
1時間足で観測できるトレンドを青で着色しました。まだトレンド継続中ではありますが、4時間足トップに包み足がある点や強いレジスタンスを達成している点、上昇の勢いが緩やかになってきている点などを根拠に、これから調整(4波)に入る可能性を考えておきます。今日のうちだとPivotS1が下値の目安になりそうです。
EUR/USD
ここ最近はユーロ関連のユーロポンドやユーロオージーばかり解説していてユーロドルを載せていませんでした。載せておこうと思います。
EUR/USD(MONTH)
長期のトレンドラインを上に抜けたので、長期で見れば上値余地は大きい可能性はあります。ただ、直近では調整中でドルストレートの中では最も弱い通貨の一つになっています。
EUR/USD(WEEK)
ピンクで示したようにエリオット波動の推進5波動が進行した後の調整と考えます。ここからは5波延長か大きい調整かという二つの可能性を考えるので2カ所にFRを引いています。既にピンクのFR38.2%を達成しましたが反発の兆候はないので、まだ下落する可能性が高そうです。ピンクのFR61.8%下~グレーのFR38.2%上の価格帯(グレーで示す)は調整終了の目安として今のところ有力です。
EUR/USD(DAY)
日足まで拡大するとオレンジで示した調整内部の動き(オレンジ)が見えてきます。下落トレンドではありますが調整内部なので乱高下しやすいです。
EUR/USD(4H)
4時間足では更に小さいトレンドも見えてきます。目先ではこの青色のトレンドに着目するのが良さそうです。まだRSIにダイバージェンスがないので調整後に安値を更新するシナリオです。
EUR/USD(1H)
短期では小さく反発中です。FR38.2%下にPivotR1があるとシナリオを考えやすいのですが、今回はFR38.2%上にあります。よって価格帯はグレーで示したように広めに見ておき、RSIのダイバージェンスやローソク足パターンなどから判断するのが良さそうです。
EUR/GBP
EUR/GBP(DAY)
長期足H&S成立の可能性からずっと解説している通貨ペアです。戻れば売りを狙いたけど戻るかどうかは分からないという状況です。
EUR/GBP(4H)
思いのほか勢いがつかず乱高下しつつジリ下げ中です。この階層はあまり見ない方が良いかも知れません。週足や日足レベルの動きを取るか、あるいは1時間足以下を取るか、の方が分かりやすいです。
EUR/GBP(1H)
青色の下落トレンドです。安値更新が浅くすぐに反発するという動きを繰り返しているので、今後も似たような動きを繰り返す可能性を考えておきます。
ビットコイン(BTC/USD)
BTC/USD(WEEK)
前回とほぼ同じ図を載せておきます。現在は調整中ですが、その調整の規模が重要です。青で着色した部分と同じ規模ならここから再び高値を更新に行く可能性が高いです。そして、もっと大きい階層の調整となればグレーで示したようにしばらく横に推移する可能性が高いです。現時点ではどちらの可能性も考えておきます。ただ、RSIにダイバージェンスがない点を考えると目先であと1回の高値更新があってもおかしくはなさそうです。
BTC/USD(DAY)
一度はトレンドラインを一時的にだけ抜ける騙しパターンになった状況でしたが、現在はローソク足の終値で上に抜けています。ただし勢いは付いていなくて、ちょっと難しい状況です。
BTC/USD(4H)
現在PivotR1で一時的に上値を抑えられています。短期では強いので調整を挟んでPivotR2まで上昇する可能性は高そうです。ただ、その上は分かりません。
BTC/USD(1H)
こんな感じです。左に見える前回の高値を上に抜けられれば高値更新も考えられますが、今のところは控えめにR2までと考えておきます。
今日は以上です。それでは頑張りましょう♪