マーケット分析20200514

マーケット分析

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こんにちは~。木曜日です。
昨夜のパウエルFRB議長の発言では、市場で噂されていたマイナス金利の導入について否定的な発言があり、その失望感からか株式市場は下落しました。外国為替市場ではドルが買われています。
この状況でチャートを全体的に眺めて注目すべき点があり、それは円の強さです。ドル円以外のドルストレートでは強めにドルが買われていますが、ドル円に関しては一時的にドルが買われたもののその勢いは弱く、現時点でドル売り方向に動きつつあります。
つまり、ドル買いの材料があっても対円ではドルが買われにくい、つまり円が強い(≒ドル円は下落しやすい)ということです。
ドル買い円買いということなのですが、この状態になるとクロス円はより下落しやすいです。

まずはドルが動いた後のドルインデックスを見てみます。

ドルインデックス

ドルインデックス(DAY)
いずれドル売りの流れが訪れることを期待していて、昨日がその材料が出てくるタイミングの一つでしたが、残念ながら(?)そうはなりませんでした。下落後に安値圏で上下動しているドルインデックスですが、FR61.8%上まで戻す可能性も考えた方が良さそうです。上にあるグレーの価格帯です。

短期足は省略します。

USD/JPY

USD/JPY(DAY)
イベントを消化しましたが、日足のシナリオはほとんど変わりません。直近で上昇の初動が強いのでジグザグでFR61.8%を達成に行くシナリオです。

USD/JPY(4H)
ボトムからの上昇は強めでしたが、トップからの下落の勢いは弱めです。この弱い勢いで安値を更新に行くのはやや難しそうなので、FR61.8%下では一時的に支えられそうです。

USD/JPY(1H)
昨夜の安値をトライに行っています。価格帯的にも値動き的にも安値を更新する可能性は高く、今日のうちだとPivotS2までは下値余地がありそうです。S1で調整すれば売りで入りやすそうです。

GBP/USD

GBP/USD(DAY)
昨日も解説した通りWトップが成立しています。ちょうど今夜はBOE要人の発言があるので、ここで金融緩和に関するサプライズ発言があればポンドは売られやすいです。ポンド売りの流れになった場合、Wトップのターゲットを下値ターゲットと考えると良いです。赤で示したラインです。

GBP/USD(4H)
既にネックラインを下に抜けています。ただしその前後で調整することが多いので注意です。今夜ポンドが動く材料が出やすい状況を考えると、図に示したようにピンク色で示した規模の調整があることは想定しておいた方が良さそうです。

GBP/USD(1H)
現在の短期的な下落でPivotS1まで到達する可能性はありますが、その後は分かりません。もし要人発言で上をトライした後にヒゲになるなど何らかの弱気なパターンが形成されるようだと売りで入れそうです。上昇後に高値圏に止まるようだと危険なので様子見した方が良さそうです。

次はクロス円です。冒頭で解説した通り、クロス円は全体的に売りを狙いやすそうです。

EUR/JPY

EUR/JPY(DAY)
調整で急上昇するという特徴を持った下落トレンドです。直近でも急上昇しましたが上値を抑えられ現在は下落中です。

EUR/JPY(4H)
トレンドラインへのリトライも終わって下落中です。FR61.8%下まで下値余地がありそうなので短期的にはまだ戻り売りを狙えそうです。

EUR/JPY(1H)
現在PivotS1で止められています。短期的な調整を挟んでFR61.8%下のPivotS2までは狙えそうです。

GBP/JPY

GBP/JPY(DAY)
WトップかH&Sのようなパターンになっています。この通貨ペアもFR61.8%下までの下値余地がありそうです。

GBP/JPY(4H)
下落中で反発の兆候がありません。まだ下値余地がありそうです。

GBP/JPY(1H)
PivotS1手前で一時停止中です。戦略的にはユーロ円とほぼ同じですが、BOE要人発言を控えていることを考えると乱高下を想定しておいた方が良さそうです。ストップが狩られた後で思った方向に動くという状況になりがちなので注意です。

今日は以上です。
少し前までの難しい相場とは変わり、現在はやや難易度の低い相場になったように思います。難易度は終わってみないと分からないので、結局は日頃から管理面を徹底してトレードに臨むことが大切です。
それでは今日も頑張りましょう♪

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