こんにちは~。
以前に少しお話しましたが、僕は指標や要人発言などの急な動きを取るためにその直前にエントリーすることは全くありません。ただ、動いた後に様子を見てエントリーすることはあります。場合によってはそこが絶好のエントリーポイントになる場合があるためです。
今週はFOMCをはじめ金融政策に関するイベントが多いので、指標などで動いた後のエントリー方法を含め解説します。
ドルストレートから解説です。
USD/JPY
日足レベル下値ターゲットは上昇全体に対する61.8%の下です。まだ達成していないため、いずれ達成に行く可能性が高いです。そして、直近の動きを見ると続落前の調整動きになっています。
4時間足で調整の内部を見てみます。戻りの目安は38.2%の手前(黄色い価格帯)ですが、現時点でほぼ達成しています。既に調整のトップをつけた可能性も考えられるし、また上をトライする可能性も考えられます。ここで、複数のシナリオを考えます。
まずは、既にトップをつけたシナリオです。ここから下値ターゲット61.8%に向けて下落するということです。下値ターゲットというのは言い方を変えるとサポートライン(価格帯と言った方が正しい)です。つまり、反発の可能性を考えておく必要があります。
反発する場合、このような動きになります。もし、FOMCなどで急落し、下値ターゲット達成後に大きく戻すようであればローソク足確定時のパターンによっては買いでエントリーできます。買いの根拠がなければ様子見する方が良いです。
次に、また上をトライするシナリオです。もしFOMCなどで上昇するも上値が重い(長い上ヒゲや反落パターンが見られる)場合は売りでエントリーできます。こちらもローソク足が確定してからエントリーの判断をした方が良いです。
もちろんこのような動きも考えられます。どのタイミングでどこを達成に行くかは重要ではありません。予測とトレードは全く別です。重要なのは、レジスタンストサポートがどこにあるかを把握しておくことです。イベント時はやや離れたレジスタンスやサポートを達成に行けるチャンスです。
つまり、急変動がありそうなイベントの前には、やや離れたレジスタンスとサポートを把握しておきましょう、ということです。離れたレジサポと言えばPivotにも注目で、ローソク足の終値でS3やR3を抜けることは滅多にありません。この辺りを総合的に上手く使えるようになると、ローソク足が未完成でもエントリーできる場合があります。
EUR/USD
ポンドや豪ドルと比べると売られにくいユーロです。日足ではピンク色の下落トレンドですが、その勢いは非常に弱く中期のシナリオを考えにくい状況です。とりあえず短期足を見て目先の動きを取りに行くのが良さそうです。
昨日の解説からシナリオは大きく変わっていません。ドル円で解説したように、イベントがあるのでやや離れたレジサポを把握しておくと良いです。
GBP/USD
週足では着色した高値を上に抜けているので、この下落で安値を更新できるかどうかは分かりません。ただ、下落の勢いは強いです。
内部のトレンドは下なので、とりあえずこのトレンドが続く可能性を考えておきます。
更に内部を見ると、ユーロドルと似たような状況になっています。シナリオもユーロドルと同じです。短期足は省略します。
AUD/USD
週足ではRSIにダイバージェンスがついています。終値によっては解消されるので、現時点では何とも言えません。
日足では下への勢いが強く、まだ反発の兆候はありません。
強く下落中で、徐々に勢いが低下してきています。
ここからジリジリと緩やかに上昇する動きになれば戻り売りを狙えそうです。まずは青色の38.2%手前に注目(ちょうどピンクの61.8%もある)で、エントリーの根拠がなければ青の61.8%の上まで待った方が良さそうです。
次はクロス円です。
EUR/JPY
週足ではヒゲ先端をトライしてそのボトムに2barができている状態です。安値リトライから上昇する可能性も考えられますが、現時点では何とも言えません。
日足で見ると直近の下落はそこそこ勢いが強いです。安値を更新する可能性も考えておいた方が良さそうです。
まだ下値余地はあるので売り検討できそうです。ただし、次の安値更新でRSIにダイバージェンスがつきます。パターン次第では下で買い検討できそうです。
ポンド円と豪ドル円はどちらも弱いですが、豪ドル円が下値ターゲットを達成しているので豪ドル円を見てみます。
AUD/JPY
最低限の下値ターゲットを達成しています。ただしすごく弱いので、まだ下値余地がありそうに見えます。
下値ターゲットを達成し、しかもRSIにはダイバージェンスがついています。しかし、下への勢いがすごく強いので、調整後に続落する可能性を優先します。
現在PivotS2で止められています。調整するようだとS3をトライに行く可能性があります。
今日は以上です。
イベント時は、それぞれの通貨ペアで離れたレジスタンスとサポートを把握しておくとトレードしやすいです。
それでは今日も頑張りましょう♪
明日の解説はお休みします。