おはようございます。雇用統計明けです。
先週末の雇用統計は予想を大きく下回る展開となり、ドル売りが強まりました。そして週末中にアメリカ-メキシコ間の関税問題が無期限延期となったことを理由に、今度はリスクオン&ドル買い方向に窓を開けてのスタートとなっています。株価と為替の相関が崩れている環境なので、特に難しいことは考えずチャートに従ってトレードする方が良い状況です。では、分析の投稿も分かりやすいものだけをピックアップします。が、その前にいつも通りダウと日経は解説しておきます。
NYダウ
先週は大きな陽線でした。先々週と合わせて包み足になっています。主にアメリカの利下げを織り込みながら上昇していると思われますが、予想外に強いです。今後の動きは短期足を見ながら判断するとして、もし高値を更新するような上昇になったとしても、上値余地は大きくない可能性が高いです。また、噂で買われている状態なので、事実で売られる事態になりやすいです。
今週は上に窓を開けてのスタートで、今のところ陰線になっています。少し前まで意識していたH&Sは失敗、既に下落に対するFR78.6%まで戻しています。優先シナリオを描くのが少し難しいです。
上昇の勢いが強いのでまだ上値余地はあるかもしれませんが、今後の動きを見て分かりにくいようならスルーした方が良さそうです。
日経225
ダウと比べると明らかに強さが違います。ただ、直近で2barに近いパターンになっています。少なからず上昇しそうではあります。
オレンジ色の下落トレンドはまだ継続中です。トレンド終了ライン(着色した高値)を上に抜けられず下落する可能性もありますが、強いのでFR61.8%を達成に行く可能性を優先的に考えておきます。短期的な動きは難しいです。
ダウ同様、続伸の可能性を考えておきますが、分かりにくいようならスルーした方が良い状況です。
USD/JPY
為替はとりあえずドル円から解説します。
株式市場は上昇していますが、ドル円は続落前の調整のような動きになっています。下値ターゲット未達成なので、続落して達成に行くシナリオを考えます。
現時点で、ボトムからジグザグが終了して、その後の高値リトライまで終了した状況にも見えます。ただ、上に窓を開けてのスタートだったので少し様子見したい状況です。日足も4時間足もトレンドは下なので、どこかのレジスタンスで抑えられそうです。分かりやすくなったらまた解説します。
EUR/USD
結局、週足ウェッジを上に抜けています。現時点での上値ターゲットはとりあえず38.2%の手前と考えておきます。
その前に、日足レベルではWボトムなので、とりあえず目先の上値ターゲットはオレンジ色のライン付近です。
今のところ最も分かりやすい通貨ペアの一つはユーロドルです。調整で週足ウェッジ上限や、日足Wボトムのネックラインをリトライするような動きになれば買いやすいです。
GBP/USD
ボトムが2barになっています。以前に解説したように、週足では着色した高値を上に抜けたことで下落トレンドは終了しています。安値を抜けられる上昇するシナリオがあった状況でこのパターンなので、底をつけた可能性を考え始めても良いかも知れません。確信はしない方が良いです。
安値リトライ後に上昇したとして、まず意識されるのは直近の下落に引いたFR38.2%です。ちょうどジグザグのようにも見えると思います。まずはこの辺りをターゲットにしておく方が安全です。
さらに短期を見ると、下落トレンドは終了しています。どこかで下落し始めても安値を更新できる可能性は低いです。上昇に引いたFR61.8%より下は硬いと考えておくのが妥当です。
AUD/USD
週足の終わり方に注目していましたが、強めで終わりました。この状態だと、下落したとしても安値を更新できずに反発する可能性も考えておいた方が良さそうです。短期足は省略します。
次はクロス円です。冒頭でも述べましたが、通貨ペアによって方向感が違いますが、あえてそのまま受け入れた方が良いです。
EUR/JPY
下値ターゲットを達成した状態で、ボトムに2barができています。底をつけた可能性があります。
毎回ですが反転パターン形成後のリトライの可能性は必ず考えておきます。そもそも日足で見ればまだ下落トレンドです。トレンド終了ラインはオレンジ色の高値です。
短期的なシナリオは考えにくい状況です。短期的な上値余地がまだあるかもしれないし、ほぼないかもしれません。
GBP/JPY
ユーロ円と比べると強さの違いが分かりやすいです。ポンド円はまだ反発の兆候はありません。
日足で見ると直近でじりじりとした上昇になっています。次の安値更新でRSIにダイバージェンスがつくので、それまでは戻り売りできそうです。
トップにダイバージェンスをつけています。既にトップをつけた可能性も考えられます。下落しきらないようだとチャネル下限付近から再び上をトライに行く可能性が考えられますが、その後も戦略は変わらずです。
ご覧の通り、ユーロが強いです。ユーロドル、ユーロ円はもちろん、ユーロポンドやユーロオージーに注目です。特にユーロオージーは注目で、騙しパターンからの上昇になっています。
EUR/AUD
現在は上昇中で、直近高値を更新する可能性も十分に考えられます。パターンだけに着目すると、グレーの部分で続落前の調整のような動きになっていました。
オレンジ色で着色した部分で、チャネル下限を下に抜けるも素早く戻してヒゲになっていることが分かります。これがいわゆる騙しパターンで、このような動きになると逆方向(続落前の調整ブレイクが罠だった→つまり上昇)に動くことが多いです。知識の一つとして得ておくと良いです。
以上です。それでは今週も頑張りましょう♪