マーケット分析20190606

マーケット分析

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おはようございます。経済指標の多い期間です。
今夜はユーロ圏の重要指標と政策金利、そして要人発言があります。
とりあえず時間を確認しておきましょう。

相場の方ですが、昨夜から流れが変わった可能性があります。ドルインデックスを見ても分かる通り、ドルが下落から上昇に転じました。多くのドルストレートでドルが買われる展開となっています。しかし、このドル買いがどこまで続くかは現時点では分かりません。今後もドルの強さが安定しない状態が続くと考えておいた方が良いです。今日はドルインデックスから解説します。

ドルインデックス

ドルインデックス(DAY)

昨日は長い下ヒゲ付の陽線でした。反転短期で反転したように見えますが、着色した安値を下に抜けたことでオレンジ色で示した上昇トレンドは終了しています。よって、ここから上昇したとして高値を更新するような動きにはなりにくいです。図に示したようにピンク色の上昇トレンドに着目し、直近の上昇に対する61.8%戻しラインを達成しに行くシナリオを考えています。

ドルインデックス(4H)

ボトムから急反発しています。最終的には下落全体に引いたフィボナッチリトレースメント61.8%を目指す可能性はありますが、一直線に上昇する可能性は低めです。

ドルインデックス(1H)

毎回のことですが、初動の後の調整が深くなる可能性を考えます。市場がその方向に懐疑的なためです。どこかでやや大きく調整する可能性を考えておいた方が良いです。時期的に指標次第かもしれません。

ドルストレートからいくつか解説します。

USD/JPY

USD/JPY(DAY)

下落トレンドが進行中で、最低限の下値ターゲット61.8%をまだ達成していません。調整後に下落する可能性を考えます。

USD/JPY(4H)

まずは浅い調整の可能性を考えます。乱高下しつつジリジリと上昇する展開になると分かりやすいです。

USD/JPY(1H)

これは分かりやすい例です。このような動きになれば続落前の調整だと判断しやすいです。もちろん100%の正確性はありません。

EUR/USD(Week)

週足ウェッジ上抜けシナリオの可能性は徐々に低くなっています。日足を見ると分かります。

R/USD(DAY)

日足で成立しかけていたWボトムですが、ネックラインを上に抜けた後に急落して上ヒゲ付の陰線となりネックラインの下でローソク足が完成しています。とりあえずWボトムは失敗と考えます。ただしオレンジ色で示した下落トレンドは終了しました。ピンク色で示した階層は引き続き下落トレンドです。ここからは複数のシナリオが考えられます。目先の動きを追いかける展開になりそうです。

R/USD(4H)

急落後なので、続落の可能性を考えます。戻りの目安は38.2%の手前です。そこから下落して、上昇全体に引いたFR61.8%を達成に行く可能性はありそうです。その後の動きは分かりません。続落するかもしれないし、反発して週足ウェッジ上抜けをトライするかもしれません。

EUR/USD(1H)

ジリジリと上昇してトップに反落パターンを見つけられれば最も分かりやすいですが、今夜はユーロが動きやすいです。図に示したように急上昇して急落するという動きも想定しておいた方が良いです。

GBP/USD

GBP/USD(DAY)

日足では安値圏で乱高下しています。押し目が深く安値の更新幅が深い、トレンド終了の兆候にも見えますが、大きく下落した後なのでランニングフラットの可能性も考えられます。

GBP/USD(4H)

どちらのシナリオも考えておきます。目先は下方向で、61.8%を達成後の動きによって優先シナリオを絞り込むと良さそうです。

GBP/USD(1H)

ユーロと同様に高値リトライからの下落を想定しています。指標があるのでリトライが想定より深くなる可能性も考えておくと良いです。

AUD/USD

AUD/USD(Week)

少し前に週足のみ解説しましたが、現時点ではきれいな調整パターンです。38.2%も達成しています。続落の可能性が高いですが、次の安値更新でRSIにダイバージェンスがつくかもしれません。まだ早いですが来週の終値に向けての動きには注意です。短期足は省略します。

ドルストレートはどれもだいたい似たような動きで、ドルインデックスと連動する状況です。

昨日も解説しましたが、リスクオフ相場においてドルが強くなった場合、より売られやすいのは安全通貨でないもの、例えばユーロ、ポンドやオセアニアです。安全通貨の円は売られにくいです。
よって、ドル円は緩やかに上昇し続伸前の調整を形成し、他のドルストレートは下落します。その結果、クロス円は下落することが多いです。

AUD/JPY

クロス円から豪ドルをピックアップします。

AUD/JPY(DAY)

以前から解説している通り、最低限の下値ターゲットは61.8%です。

AUD/JPY(4H)

既に調整は終了した可能性が高いです。

AUD/JPY(1H)

下方向にトレンドフォローできそうです。

EUR/AUD

次はパターンだけを見ると注目しておいても良さそうな通貨ペアです。ユーロオージーです。

EUR/AUD(DAY)

直近の動きを見るとセンターラインで上値を抑えられ続けています。パターン以外に根拠がないので優先順位は低めですが、ユーロ圏の指標次第では少なからず下落する可能性があります。

GBP/AUD(4H)

むやみに指標の動きを取ろうとするのは推奨しませんが、テクニカル的な根拠があれば別です。指標周辺の動きで少し離れたレジスタンスやサポートを達成する場合はエントリーしやすいです。今回のユーロオージーだとパターンを見る限りでは続落前の調整中、しかし価格帯的には61.8%未達成でトップをつけたと判断するには価格帯が中途半端です。指標周辺の動きで61.8%を達成すれば反落する可能性があります。

GBP/AUD(1H)

上には61.8%やPivotR2があります。もしここまで上昇すれば売り検討はできそうですが、打診的に入るのではなくダイバージェンスやパターンなど何らかの根拠を探しましょう。

原油

原油(DAY)

順調に下落し、61.8%を達成しました。エリオット波動をカウントすると3波で、FE200%(1波の値幅に対する3波の値幅が200%)も達成しています。そろそろ4波に入る可能性を考え始めた方が良さそうです。

原油(4H)

短期的にはもう少し下落する可能性はあります。ただし下値を欲張りすぎない方が良さそうです。

ビットコイン

BTC/USD(Week)

週足です。見慣れているものと少し違うのは、土日がないチャートだからです。現在はボトムから上昇中で、その内部ではエリオット波動をカウントすることができます。現時点で個人的に最もあてはめやすいのが図のようなカウントです。

BTC/USD(DAY)

現在5-2波が進行中だと思われます。エリオット波動を考えなくても単純に上昇トレンドです。直近の上昇に引いたフィボナッチリトレースメント61.8%より下は硬いと考えておくのが妥当です。もう少し下落すると買い検討できそうです。

BTC/USD(4H)

図のように、61.8%の下では買い検討できそうです。着色した安値(4波の安値)を下に抜けない限りシナリオ変更は不要です。

今日は以上です。
質問への回答が遅くなっていて申し訳ないです。お待ちください(_ _)
それでは今日も頑張りましょう♪

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