マーケット分析20190529

マーケット分析

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こんにちは~。リスクオフが続いています。大きな戦略はずっと変わらずです。今日は、いくつかのチャートでリスクオフ方向の中期的なターゲットを示しながら、そこに向けたトレードの戦略などを解説してみます。まずは日米の株価指数、その後に為替の通貨ペアをいくつか解説します。

NYダウ

NYダウ(DAY)

以前から解説している通り、中期的な下値ターゲットはグレーで示した価格帯(フィボ61.8%の下)です。その手前にH&Sのターゲット(グレーのライン)がありますが、ここまで下落した場合61.8%を達成に行く可能性が高いのでこちらをターゲットにしています。まだネックラインをブレイクしていないのでH&Sは成立していません。ネックラインをブレイクするまでに考えられる動きは図に示した2つです。ジグザグか、フラットか、ということです。

NYダウ(4H)

昨日に引き続き、現時点ではフラットの可能性を優先的に考えています。4時間足で見ると、ピンク色で示したようにフラットのABCが進行したように見えています。直近の下落が強く、まだ反発の兆候は無いため既に調整が終了した可能性を考えます。

NYダウ(1H)

下落の勢いが非常に強いです。青色で示したように短期の下落トレンドが続く可能性が高いです。ただし、そのままネックラインをブレイクできるかは疑問です。H&Sのネックラインは非常に硬いので、ブレイク前にやや大きめに調整する可能性が高いです。もし図にオレンジ色で示したような調整の動きがあれば入りやすいです。

日経225

日経225(DAY)

ダウ同様、現在の調整がどんなパターンになるのか分かりませんが、現時点ではペナントかフラットになりそうな状況です。図ではジグザグのシナリオも示していますが、その可能性は低そうです。日経もダウと同様にネックラインを下に抜けるとH&Sが成立します。そのターゲットは図に示したグレーのラインですが、その下に大きく引いたフィボナッチリトレースメント61.8%があります。よって、この辺りの価格帯を中期的な下値ターゲットと考えておくのが良さそうです。

日経225(Month)

分かりにくいので月足を見てみます。このようにフィボナッチリトレースメントを引いています。現在トップからジグザグ型の調整が進行中かもしれません。着色した部分と同じ規模の調整ということです。

日経225(4H)

とりあえず三角形の内部で推移していずれ下に抜けるシナリオを描いています。ブレイクに至るまでの過程は図に示した二通りです。フラットかペナントかです。図にしてみるとどちらも近いパターンで、明確な境界はありません。

日経225(1H)

緩やかな上昇のトップに反落の兆候を見つけることができたらエントリーしやすいと思います。

それでは為替です。先日から解説しているので気付いている方もいらっしゃると思いますが、リスクオフの動きにやや変化が見られます。少し前までのリスクオフは『ドル買い≧円買い』でした。現在は『ドル買い<円買い』の状態です。
具体的にどの通貨ペアにより影響があるかというと、ドル円です。ドルより円が買われやすい状況なので、ドル円は下落しやすくなっています。クロス円は変わらずです。

USD/JPY

USD/JPY(DAY)

大きな動きは先ほど解説したダウや日経と同じです。調整パターンはフラットの可能性を優先的に考えています。ジグザグの可能性も覚えておいた方が良いですが、現時点でそうなる可能性は低いです。

USD/JPY(4H)

トレードしやすいのはオレンジ色で示したような分かりやすいフラットの動きです。ただし、青色で示したように短期の下落トレンドがそのまま続く可能性も考えられます。

USD/JPY(1H)

着色した高値が短期のトレンド終了ラインです。短期でトレンドフォローするためには、まずはここに引き付けての売りが妥当です。もしトレンド終了ラインを上に抜けた場合はオレンジ色で示した動きを想定します。その動きが緩やかな場合はトップのパターンに注目です。

次はクロス円ですが、リスクオフが続く限りクロス円は下落する可能性が高いです。もし反発する場合に買い検討できそうな通貨は今のところユーロ円ですが、そのユーロ円もトレンドはまだ下です。きっちりトレンドフォローを心がけるのが良いです。クロス円からは豪ドル円とカナダ円をピックアップします。

AUD/JPY

AUD/JPY(DAY)

豪ドル円はしばらく解説していませんでしたが、日足で見ると戻りが小さく横方向に推移しており、続落前の調整に見えます。最低限の下値ターゲットは61.8%ですが、ダウや日経が大きく下落する場合はそれに釣られてこちらも大きく下落する可能性が高いです。また、原油価格も豪ドルの価格に影響します。先日から解説している通り原油は下落中です。

AUD/JPY(4H)

三角形の内部で推移しています。いずれ下にブレイクする可能性を考えておきます。戻りは浅いですが、下値余地が十分にある状況なので、ストップが深くてもリスクリワードは大きく取れるかもしれません。(トレードのスタイルにもよります。)

AUD/JPY(1H)

1時間足では難しい動きです。値動きのシナリオを考えるよりは価格帯に注目した方がトレードしやすいかも知れません。

EUR/CHF

あとは僕はトレードしませんが、ユーロスイスもパターンはきれいです。

EUR/CHF(DAY)

日足でトップからエリオット波動が進行中に見えます。4波終了からの5波取りを狙えそうな状況です。

ユーロスイスを出したついでにスイスフランショックの動きを見てみます。

EUR/CHF(Month)

解説はWikipediaから引用します。

2015年1月15日、スイス国立銀行は2011年9月から、1ユーロ=1.2スイスフランに設定していた対ユーロ上限を撤廃し、為替介入を廃止することを突然発表した。これにより同日には一時1ユーロ=0.8517フランの過去最高値を付け、ユーロに対して41%の上昇となった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/スイス・フラン

ピンク色の横線で示したのが1.200ラインです。

今日は以上です。
それでは頑張りましょう♪

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