こんにちは~。今夜21:30は雇用統計です。
昨日はアメリカが休場ということも重なり、相場は動意に欠ける状態が続いています。
以前にも解説したことがありますが、雇用統計などのイベントでどう動くかを予想することに大きな意味はありません。事前に考えておけるのは「もしこう動けばこんな戦略を取れそうだ」という内容です。やや離れたレジスタンスとサポートを意識しておくと良いです。詳細は、少し詳しく書いたバックナンバー(マーケット分析20190618)をお読みください。
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NYダウ
史上最高値を更新後してRSIにダイバージェンスがついていますが、現在も高値圏に留まっています。
上昇トレンドが終了するのは着色した安値を割り込んだ場合です。そうでない限りトレンドは上です。
パターンのみに注目すると上がフラットな三角形(アセンディングトライアングル)になっています。強い相場で現れる、トレンド継続(今回の場合は続伸)のパターンです。ただし今回の場合は雇用統計の結果次第です。
・単純に続伸
・続伸するが上ヒゲをつけ反落
・下にブレイク
現時点ではこの3つ全てを考えておくのが良いです。短期でもトレンドは上なので、下にブレイクしても支えられやすそうです。
日経225
当初は61.8%より上は重くなるだろうと考えていましたが、現時点では強い状態を保っています。直近高値を超えられない可能性を優先していますが、今日の終値によってはシナリオを調整する必要があるかもしれません。
高値圏に留まっていて、既に調整の底をつけた可能性も考えられる状況です。このまま続伸する可能性、いったん下をトライして反発する可能性、どちらも考えておくと良いです。図には描いていませんが、ダウと同様に高値更新後にヒゲをつけ反落するシナリオも必要です。1時間足は省略します。
USD/JPY
下落トレンドで、トレンド終了は着色した高値を上に抜けた場合です。センターラインで上値を抑えられる展開が続いています。
もし上昇するにしても、その前に下値ターゲット61.8%を達成に行く可能性が高いです。雇用統計で下落した場合、61.8%より下はローソク足の完成形に注目です。もしかすると買い検討できるかもしれません。
短期を見るともう少し上値余地がありそうです。昨日が小幅な値動きだったせいでPivotの間隔が小さくなっており、どこまで有効か分かりません。普段だとS3を抜けることは珍しいので、まずはS3付近に注目、そして上に抜けてもFR61.8%が控えています。
GBP/USD
直近の安値圏での上下動が難しい動きです。着色した高値を上に抜けているので下落トレンド終了と考えることもできるし、拡大型フラットで調整が終了し下落トレンド継続中と考えることもできます。念のため安値を下に抜けられないシナリオも考えておくと良いです。
雇用統計で上昇(ドル売り)となれば、青色で示したエリオット波動の5波目を取りに行く戦略を考えられそうです。もしここから下落したとしても次の安値更新でダイバージェンスがつきます。そうなるとボトムのパターンによっては反発する可能性も考えられそうです。
もし反発しても、本格的な上昇に繋がるかは分かりません。まずはこちらのシナリオを優先した方が良さそうです。
次はクロス円です。ドルストレートよりは雇用統計の影響を受けにくいので、トレード対象にしやすいです。
EUR/JPY
ボトムからジグザグで調整が終了し、現在は下落中です。日足で安値を更新すれば週足でRSIにダイバージェンスがつくので、まずは直近安値の下までの下落を想定しておきます。
直近で続落前の調整を形成中です。このままジリジリとした動きが続くようだといずれ下落しそうです。
GBP/JPY
中期のシナリオは変わらずです。
ユーロ円と同様に続落前の調整を形成中です。いずれ下をトライする可能性が高いです。
GBP/AUD
中期のシナリオは変わりません。現在は調整中です。
一つ前の調整と同じような規模の調整に入っています。既に上値を抑えられやすい価格帯は達成しています。
直近で弱気なパターンになったので、少なからず下落する可能性は考えられます。既にトップをつけた可能性も考えられます。ただ、RSIにダイバージェンスがあればもっと売りやすかったです。この先で何度か上をトライし、そこでダイバージェンスがつけば売りやすそうです。
今日は以上です。
それでは良い週末を~♪
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