ネット上で時々見かけるこの台詞についてです。
正義の敵は悪ではない。正義の敵は、また別の正義である。
某野球ゲームに登場するキャラクターのセリフを、某アニメキャラ風に言ったもの、として誰かが作ったとものだと見かけました。この言葉が正しいかどうかは置いといて、そう仮定すると紛争を俯瞰するときに役立つと思いました。第三者の視点で、より客観性のある立場で紛争を見られるということです。
それでは、一つ具体例を挙げて見てみましょう。
例:情報商材屋 VS アンチ勢
SNS上で今も昔も変わらず見かける情報商材屋VSアンチ勢の紛争をピックアップします。
情報商材アンチ勢の正義:他者を騙してお金を儲けるのは悪いことだ
僕が買った商材、当たり前のことしか書かれていなかった。ぴえん。他者を騙してお金を儲ける行為は許さない。情報商材、情弱ビジネス、みんな悪いやつ。僕は正義の味方。さあ、今日もアンチ活動を始めよう。
SNS上で見かけるアンチ勢(やや過激派)の方々を参考にしました。Aさんはアンチ行為専用Twitterアカウントまで作って積極的にアンチ行為をしているようです。
情報商材屋の正義:お金は他者から奪うものだ
お金というのは、奪うか奪われるかなんだ。それなら私は奪う方を選ぶ。他者がどうなろうと知らないし、弱者からは奪えるだけ奪うつもりだよ。ところでサロン入らない?
闇金ウシジマくんの主人公である丑嶋馨さんを参考にしました。自称正義の味方であるAさんの敵のはずですが、Bさんも自分なりの正義のもとで行動しています。
正義 VS 正義 の構図と考えられなくもない
やや無理矢理感はありますが、正義と正義が衝突していると考えられなくはありません。
そして、こんな詩も見つけました。
人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
Dragon Night (SEKAI NO OWARI)
だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ
確かに、小さなケンカ程度であれば「正義の敵は別の正義」が成り立つ場合がありそうです。
しかし、悪は存在するのではないか
いくら自分の正義のためとはいえ、他者を不幸にするのは良いことではないと思います。それが私利私欲を満たすためなら尚更で、それはおそらく「悪」と言ってしまって良いのではないかと思います。弱肉強食などという言葉で片付けられることではありません。(個人の考えです。)
ついでに、僕の正義:だいたい自由、そして因果応報
他者に迷惑をかけたり不幸にしたりしない範囲で、みんな自由に活動すれば良いと思っています。そして、善い行いが幸福をもたらし、悪い行いが不幸をもたらすだろう、そうであってほしいと考えています。正直者に幸あれ。
こちらは、僕と異なる正義を持っていると思われる方々にいたずらしてみた記事です。たぶん悪い人たちではないと思います。