こんにちは、うちゅーじんです。
ビットコインFXのチャート分析です。いつも通りビットフライヤーFXチャートを使って解説します。
まずは昨日の記事の引用から始めます。
こちらが12時間足で下方向にエリオット波動の推進波をカウントしたものです。エリオット波動の考え方では推進波が終われば調整波が訪れ、再び推進波に突入するというのが一般的です。よって、一つの中期シナリオとしてボトムから現在までの動き全体が調整になっている可能性を考えておきましょう。
図に示すとこのような感じです。上値ターゲットとして有力なのは下落全体に引いたフィボナッチリトレースメント38.2%付近です。そしてジグザグ型の調整でA=Cとなるラインがフィボ38.2%の手前にあります。現時点で既に上値が意識されるラインをほぼ達成しているように見えるため、ここからの上値余地は限られているということになります。
ちなみに、一つ前のボトム(2018年7月)では逆ヘッドアンドショルダー形成からの上昇という優先シナリオを描いていました。こちらの記事です。
しかし、今回は調整後に続落するというシナリオを優先シナリオとして挙げています。7月のボトムと今回のボトムでは何が違うのかというと、直前の下落の強さです。下の図は日足で過去の下落と直近の下落を比較したものです。
過去の下落、特に二つ目の下落は緩やかで、見方によっては調整波の特徴があります。よって、ボトムでトレンド終了の兆候があれば大きめに反発するというシナリオを描くことができました。しかし、過去の下落に比べて直近の下落は急激です。よって、直近の下落は推進波の可能性が高く、その後は調整後に続落するというシナリオを優先シナリオとして挙げています。
シナリオを一つに絞るのは危険だという理由で上昇するシナリオも用意していましたが、現在の動きを見る限りではやはり続落シナリオの可能性が高いです。
では、いつも通り日足チャートから始めます。
昨日のローソク足は長い上ヒゲ付の陰線でした。弱気な形なので中期的には変わらず下方向を意識した戦略でトレードに臨みたいところです。ただし、下落したとしてどこまで下値余地があるのかは現時点では分かりません。日足レベルで直近安値を更新する下落となったとしてもRSIにダイバージェンスがついてくるため、下値は限定的と考えておくのが安全そうです。
図に示すとこのような動きです。もし安値を更新する下落が訪れた場合、ボトムでの動きには注視しておいた方が良さそうです。強気パターンが形成されるようなら買いで入れる可能性があります。時期尚早かもしれませんが、頭の片隅には置いておきましょう。4時間足で内部の動きを見てみます。
4時間足ではボトムをつけてから安値圏で緩やかに上下動しているところから急上昇し、その後は急落しています。Cryptowatchが停止していたためチャートに窓が開いていますが大きな陰線です。急落前にあと何度かの上値トライがあればエントリーしやすかったのですが、今回の動きはなかなか難しかったです。というのも、昨日の記事にも書いた通り短期足では続伸前の調整にも見える動きだったためです。とりあえず過ぎたことは忘れ、ボトムをつけてから○で示したトップまでの動き全体が続落前の調整となっている可能性を考えておきましょう。そう考えると図に示したようなシナリオを描くことができます。1時間足を見てみます。
1時間足では直近の下落にフィボナッチリトレースメントを引いています。○で示した高値で続落前の大きな調整が終わったと考えると、○の高値に引き付けての売りが主な戦略になりそうです。今後の動きにもよりますが、上昇の初動がやや強めなのでフィボ61.8%付近までの上昇は考えておいても良さそうです。緩やかな上昇でフィボ61.8%を達成したときのトップでのパターンには要注目です。15分足を見てみます。
15分足を見てみると、ボトムをつけてからは緩やかな上昇となっています。RSIに着目するとそろそろ上値が意識されそうです。よって、フィボ61.8%まで上昇せずフィボ38.2%付近から反落するシナリオも考えておく必要がありそうです。図に示したような動きでフィボ38.2%付近で弱気パターンが形成されるようならショートで入れそうです。ただしフィボ38.2%付近からいったん下落した後にフィボ61.8%を達成しに行くシナリオも考えられるため、その後の動きを注意深く見守った方が良さそうです。
それでは、良い1日を。
この記事は将来の値動きを保証するものではありません。投資は自己責任で行いましょう。