こんにちは、うちゅーじんです。
ビットコインFXのチャート分析です。いつも通りビットフライヤーFXチャートを使って解説します。
日足チャートから始めますが、まずは想定される中期シナリオを把握するために過去の記事を引用します。(画像も過去のものです)
1つ目は下落するも直近安値を更新できず反発するシナリオです。このシナリオになると結果的に逆ヘッドアンドショルダーを形成することになります。逆ヘッドアンドショルダーのターゲットとフィボナッチリトレースメント38.2%が近い位置にあるため、目先の上値ターゲットはだいたいこの辺りだと考えておきましょう。
二つ目は下落するも直近安値を更新できず反発するが、逆ヘッドアンドショルダーのネックラインで反落するシナリオです。このシナリオの場合は日足レベルでレンジを形成するか、安値を更新するか、現時点では分かりません。
三つ目はここから大きく下落して直近安値を更新するシナリオです。このシナリオの場合、安値の更新幅はそれほど大きくならない可能性が高いです。
ここからはいつも通り、最新の日足チャートから解説します。
昨日のローソク足は小さな陽線でした。今日に入ってからは陰線で昨日の安値を更新しています。記事の最初に示した複数シナリオの通り、そろそろ分岐点です。短期足の形には要注目で、分岐点付近での動きによって上も下もあり得る状況です。4時間足で内部の動きを見てみます。
4時間足では○で示した安値を下に抜けたことでダブルトップが成立しています。今朝にかけてネックラインをリトライする動きがあり、その後は大きめに下落しています。現在は上昇全体に引いたフィボナッチリトレースメント50%付近で下落が止められている状況です。昨日の記事ではダブルトップのターゲットとフィボ61.8%が重なる付近が目先の下値ターゲットとして有力だと解説しましたが、それは現時点でも変わらずです。ただ、Bitfinex等のBTC/USDでは既に61.8%を達成している点は気になります。ここからは大きめに上下動しながら下値ターゲットを達成してくる展開を想定しておいても良さそうです。以前に何度か解説しましたが、意識されるラインが近づくと上下動することが多いです。そして、その動きは最近よく解説するトレンド終了の兆候と同じです。もし今後、図に示したような動きとなれば下値ターゲット達成後に大きめに反発する可能性が高まります。ウェッジを形成するようなら尚更です。注目しておきましょう。1時間足で更に内部の動きを見てみます。
1時間足では下落後にボトムに2barに近いパターンを形成しています。その後の上昇が弱いため再度下値トライする可能性はありますが、次の下落でRSIにダイバージェンスがつくため下値余地は大きくなさそうです。ここから下落したとして安値を更新するかしないかは大きな問題ではありません。注目すべきなのは次の上昇です。緩やかな上昇の場合はそれが続落前の調整となる可能性が高いです。直近の下落に引いたフィボナッチリトレースメント50%~61.8%で弱気パターンが形成されるようなら短期的にショートで入れそうです。15分足を見てみます。
15分足では下落後は横方向に推移しています。横方向に推移しているので続落前の調整とみなしても良いのですが、1時間足で解説した通り下値余地は大きくない可能性が高いです。また、○で示した部分には強気パターンが形成されており、上昇後に緩やかな下落をしているようにも見えます。よって短期的には様子を見た方が良さそうです。もし下値トライして返されるようなら短期的にロングで入れそうです。
現在は分岐点の中の分岐点です。複数のシナリオを想定した上で、分かりやすいパターンを待ちましょう。また、このような相場では短期足を見ると騙される場合が多いです。短期足を見る場合はあくまで短期のトレードに徹しましょう。スイングポジションを持っている状況で短期足を見ていると精神を消耗するだけでなく、せっかくの良いポジションを決済してしまう状況にもなりかねません。予め定めた損切りラインに触れるまで、そのポジションは当選発表されていない宝くじと同様です。当選発表前に返品しないよう注意しましょう。
それでは、良い夜を。
この記事は将来の値動きを保証するものではありません。投資は自己責任で行いましょう。