こんにちは。うちゅーじんです。
ビットコインFXのチャート分析です。いつも通りビットフライヤーFXチャートを使って解説します。
まずは日足チャートから見てみます。
昨日は長い上ヒゲ付の陰線でした。
日足レベルで進行してきた非常に強い下落の勢いは徐々に低下しています。ここからの下値余地はそれほど大きくない可能性が高く、今後の値動きによってはトレンド終了の兆候が表れてくる可能性もあります。
少し前から中期的な上値ターゲットを12時間足を使って解説してきましたが、昨日の上昇で達成しています。
12時間足では安値圏でウェッジが形成されている点に着目し、ウォルフ波動の補助線とターゲットを描いています。昨日の上昇でウェッジを上にブレイクしたことで、上値ターゲット440000付近が点灯しています。ちょうど下落全体に引いたフィボナッチチトレースメント(大きいフィボ)23.6%、そしてウェッジ全体に引いたフィボナッチリトレースメント(小さいフィボ)61.8%が近い位置にあるため、強く意識されそうです。
昨日の上昇でウォルフターゲット(斜めのライン)を達成しています。反落となるか続伸となるかの分岐点ですが、日足レベルの下落トレンドが継続することを考えると反落の可能性が高そうです。4時間足を見てみます。
4時間足では大きく上昇してウォルフターゲットを達成後に反落しています。トップには小さくダイバージェンスがついています。中期的な分岐点ではあるので、ここからの細かいシナリオはいくつか考えられます。反落の可能性を優先して、大きく二つのシナリオを解説します。1時間足を見てみます。
1時間足ではボトムからエリオット波動をカウントしています。5波の内部に更に5波動(内部波動)が観測できます。今後のシナリオを二つ解説します。
一つ目は、既にトップをつけたシナリオです。現在の上昇は続落前の調整(高値リトライ)だと考えます。その場合、戻りの深さは直近の下落に引いたフィボナッチリトレースメント38.2%付近か61.8%付近となる可能性が高いです。38.2%は既に達成しているため、ここから下落してもおかしくありません。しかし初動の直後の調整なので61.8%の可能性も十分に考えられます。また、現在の上昇は短期足の下落トレンド途中の調整で、高値リトライはその後で訪れる可能性も十分に考えられます。
二つ目は、エリオット波動の5波目が延長してダイアゴナルトライアングルを形成するシナリオです。この場合、高値圏で乱高下しながら少しずつ高値を更新し、結果的にウェッジが形成されます。ウェッジを下にブレイクすると大きく下落します。12時間足で解説したフィボ61.8%(下側の横線)を未達成なので、こちらのシナリオの可能性も十分に考えられます。
15分足を見てみます。
15分足ではトップから勢いよく下落し、現在は緩やかに上昇中です。分岐点なので短期足の優先シナリオは非常に考えにくい状況です。もし今後、1時間足で解説したエリオット5波全体に引いたフィボナッチリトレースメント61.8%より下で強気パターンが形成されるようなら、いったん上昇する可能性が高いです。その上昇が高値リトライになるのかダイアゴナルトライアングル形成になるのかは現時点では分かりません。後者の場合は高値更新となりますが、上値余地は大きくない可能性が高いです。
現在は分岐点ではありますが、中期的な上値余地は大きくない可能性が高いです。分岐点ということは市場参加者の間でも様々な考えがあるということなので乱高下しがちです。短期的な方向は分かりにくくなる可能性がありますが、中期的なシナリオを把握しておくことで柔軟に対応できるようになります。
それでは、よい1日を。
この記事は将来の値動きを保証するものではありません。投資は自己責任で行いましょう。