【FX専業トレーダーの資金管理】適切なポジションサイズを計算をしてエントリーする方法

トレードの基礎

この記事では、適切なポジションサイズを計算し、エントリーと同時にストップロス(損切り)の逆指値注文を入れる方法を解説します。総合的に勝つために非常に大切なことなので必ず行ってください。

まずはこちらの記事を読み、特にロットコントロールについて理解してください。

ロットコントロールについてしっかりと理解できましたか?

実際にロットコントロールを行うためには計算が必要です。そして、通貨ペアによって計算式が異なります。FXの通貨ペアはXXX/YYYのように表示されますが、重要なのは後ろ側の通貨『YYY』です。

では、実際にロットコントロール(ポジションサイズの計算)をやってみましょう。

この記事では次のように仮定します。

  • 証拠金額:1,000,000円
  • 許容損失率:2.0%

つまり、1回のトレードでの損切り額は20,000円です。

ドル円・クロス円の場合

XXX/JPYという通貨ペアが対象です。

例えばUSD/JPYを買いたいときを想定します。

損切り注文の入力

まずはテクニカルに基づいて損切りラインを決めます。ここでは113.300に損切りのストップ注文を置くと仮定します。まずは『決済逆指値(S/L)』の入力欄に『113.300』と入力します。

ポジションサイズ(LOT数)の計算と入力

現在レート(買いエントリーなので右側の数字『Ask』を見る)が113.591なので、ストップ値113.300のときのストップ幅は29.1pipsとなります。

ストップ幅29.1pipsのとき、1LOT(10万通貨)での損失額は・・・?

(ストップ幅のpips数)×100×10(万通貨)という計算式で求めることができます。

29.1×100×10=29,100(円)

証拠金1,000,000円で許容損失額2.0%なので、許容損失額は20,000円です。損失を20,000円にするポジションサイズは・・・?

20,000÷29,100=0.687・・・

ここで、小数第3位を切り捨ててください。

適切なポジションサイズは0.68LOTと算出されます。

『数量』の入力欄に『0.68』と入力します。

エントリ―

買いの成行注文を入れるので、『成行買い』あるいは『BUY』のボタンを押して注文します。

ドルストレート(一部を除く)の場合

XXX/USDという通貨ペアが対象です。スイスフラン、日本円、カナダドル等のドルストレートペアはUSD/YYYなので対象外です。

例えばEUR/USDを売りたいときを想定します。

損切り注文の入力

まずはテクニカルに基づいて損切りラインを決めます。ここでは1.13750に損切りのストップ注文を置くと仮定します。まずは『決済逆指値(S/L)』の入力欄に『1.13750』と入力します。

ポジションサイズ(LOT数)の計算と入力

現在レート(売りエントリーなので左側の数字『Bid』を見る)が1.13468なので、ストップ値1.13750のときのストップ幅は28.2pipsとなります。

ストップ幅28.2pipsのとき、1LOT(10万通貨)での損失額は・・・?

(ストップ幅のpips数)×(当時のUSD/JPYレート)×10(万通貨)という計算式で求めることができます。

28.2×113.6×10≒32,035(円)

証拠金1,000,000円で許容損失額2.0%なので、許容損失額は20,000円です。損失を20,000円にするポジションサイズは・・・?

20,000÷32,035=0.624・・・

ここで、小数第3位を切り捨ててください。

適切なポジションサイズは0.62LOTと算出されます。

『数量』の入力欄に『0.62』と入力します。

エントリ―

売りの成行注文を入れるので、『成行売り』あるいは『SELL』のボタンを押して注文します。

その他の通貨ペアの場合

USD/CADやEUR/AUDのように、後ろ側の通貨がJPYでもUSDでもない通貨が対象です。

1LOT(10万通貨)あたりの損失額の計算

(ストップ幅のpips数)×(当時のクロス円レート)×10(万通貨)という計算式で求めることができます。

『当時のクロス円レート』には、後ろ側の通貨のクロス円レートが入ります。

USD/CADの場合はCAD/JPYのレート、EUR/AUDの場合はAUD/JPYのレートだということです。

その他の手順は同じなので省略します。

利益確定の注文も予め入れておく場合

損切り注文だけでなく、利益確定の注文も予め入れておくことができます。短期トレードに徹する場合や、ターゲットが明確な場合に効果的です。上で挙げたUSD/JPYを流用して説明します。

リスクリワード2ラインの算出

ターゲットが明確な場合はこの過程は不要です。ターゲットが不明確な場合、少なくともリスクリワード1より大きくなる価格で利益確定する必要があります。リスクリワード2を確保できていると理想的です。ここではリスクリワード2のラインで利益確定する注文を入れる方法を説明します。

(ストップ幅)×(リスクリワード)+(エントリー価格)という計算式で求められます。

(113.591-113.300)×2+113.591=114.173

『決済指値(T/P)』の入力欄に『114.173』と入力します。

エントリ―

買いの成行注文を入れるので、『成行買い』あるいは『BUY』のボタンを押して注文します。

エントリー時に必ず損切り注文を入れよう

このように、エントリー時に損切り注文を入れることでより安全にトレードできます。強制ロスカットに遭わないためにも、必ずやりましょう。

外出先でスマートフォン等でトレードしたいとき

この記事を読んで分かる通り、ロット管理は計算がすごく面倒です。スマートフォン等でトレードする場合もキッチリ計算するのが理想ですが、なかなか難しいことだと思います。ここではロット管理の妥協案を書いておきます。

ロット管理の計算を簡略化する

ドル円・クロス円だと計算式が単純なので、電卓さえあれば問題なく計算できると思います。しかし、電卓すら使いたくないという場合もあると思います。その場合は次のように計算を簡略化しても良いです。

  1. (1LOTあたりの損失額)=(ストップ幅のpips数)×1,000
  2. (0.1LOTあたりの損失額)=(ストップ幅のpips数)×100
  3. (0.01LOTあたりの損失額)=(ストップ幅のpips数)×10

すべて同じことを言っています。ご自身の証拠金額に合わせて適したものを選ぶと良いです。例えば証拠金が100万円の場合は『2』を採用して計算します。

(0.1LOTあたりの損失額)=29.1×100=2,910(円)

証拠金1,000,000円で許容損失額2.0%なので、許容損失額は20,000円です。損失を20,000円にするポジションサイズは・・・? 損失を許容損失率内に収めるためには何枚のポジションを持てるか・・・?

20,000÷2,910=6.・・・・(暗算なのでここまでで良い)

この数値は01.LOTあたりで計算されたものなので、×10をして1LOTあたりの数値に直します。

すると、ポジションサイズは『0.6』と計算されます。

あくまで妥協案です。

やっぱり便利なロット管理シート

ロット管理シートでは、全ての計算を自動で行うことができます。しかもMT4と各通貨ペアのレートが連動するため、入力が必要なのは『売/買』(選択式)と『ストップ値』のみです。リスクリワード1と2それぞれの価格も自動計算されるようになっています。ぜひロット管理シートを活用して、徹底した資金管理のもとでトレードしましょう。

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